枯れかけたグロッソスティグマの対処後の経過は順調
以前書いた記事(グロッソスティグマが枯れる寸前!水槽立ち上げ10日後のピンチと対処記録)の続きです。前回記事ではグロッソスティグマが枯れそうな黄化現象、その対処を記載しました。
仕事の都合であまり細かく水槽管理ができていなかったところから、様々な原因が考えられるなか、高水温で二酸化炭素不足、照明時間長すぎ がもっとも大きな原因と考えていました。
その後、想定原因への対処を実施し、改善を確認することができたことを前回の記事でも書きましたが、 この記事では更にその後の経過状況を書いています。
結論的にはとても順調に回復、生長してくれました。嬉しい限り! 以下にご紹介します。
対処後のグロッソスティグマ水槽
水温を下げ、二酸化炭素を供給し、照明時間をタイマー管理することで回復した水槽画像です。葉の表面にかかっていたアオミドロのような苔の付着もなくなり歯の色も謳歌した状態から緑色へと変化してきます。
■前回記事の画像から1ヶ月後のグロッソスティグマ水槽(トラブル改善後から1ヶ月後の水槽画像です)
(参考)↓前回記事でも用いたグロッソスティグマ水槽のトラブル時画像(水槽立ち上げ10日程度でこの状況)
全滅級に枯れる予感がビンビンに感じた情景です。
前回記事の後の経過画像を以下に掲載していきます。
前回記事から1週間後の水槽
水温の低下、二酸化炭素(Co2)の添加、照明のコントロール(時間調整→タイマー利用、照明位置→吊り下げワイヤーの調整)をし始め、改善がみられた後から、さらに約1週間経過したグロッソ水槽画像です。
10日後のグロッソ水槽
葉の表面色も、グリーンさをより取り戻し、まばらだったグロッソスティグマの芽も間隔が埋まりつつあります。ランナーも見れるようになりました。
約1ヶ月後のグロッソ水槽
1ヶ月も経過すると、底床がグロッソスティグマで絨毯下されました。
グロッソスティグマだけではなくアヌビアス・ナナ、クリプトコリネなども葉の緑色を取り戻し始め元気よく育っています。
水草購入時に付属されたポットを使って、設置したリシアもボールになってきました。導入したヤマトヌマエビも大好きな水草。
水槽のトラブルは様々な要因が絡み合う
今回は、主に水温や二酸化炭素、照明時間、位置のコントロールからまず対処をしましたが、思いの外最初から改善が見られました(大きな効果を得るには、もう少し対処、他要因への追求に時間がかかると想定してました)。
水草が枯れる、もしくは元気よく育たない要因としては、他にも様々なことが考えられると思います。特に水槽立ち上げ当初は、水槽内のバランスが整っていないことが多いので色々なことが考えられます。
また新しく水草を導入した際は、その水草が新たな環境で適応するために、葉を生まれ変わらせることで黄化、溶けたりすることもあるため、この点との見極めが少し難しいところです。
今回のグロッソ枯れでおこなった対処
大体こんな感じでグロッソ水槽を維持管理していました。
- 二酸化炭素(Co2)の設置
→諸事情でCo2機材導入が遅れたのですが、Co2キットを購入&設置。1秒2~3滴ほどを添加。 - 照明
→タイマーを新規設置。13~20時30分の7.5時間ほどを照明時間としてタイマー管理。
→gexのLED1灯、クリップライト2灯を運用していたのを、一時的にクリップ2灯のみに。タイマー導入後、水温変化を確認し問題ない判断ができてから3灯へ戻しました。 - 水温
→27度前後をキープ。天吊り式照明の位置も少し高くして、温度上昇の関与を低くしました。 - 水換え
→1~2日に1回、15~20%の水交換。葉の表面のコケを細めに除去、清掃しました。 - 生体
→ヤマトヌマエビを導入。前回の記事内容時に別水槽より派遣招集。 - 液肥
→鉄分を追加投与。メネデールを週に2度ほど。
→固形肥料は当初のまま新規投与なし(立ち上げ時のイニシャルスティックのみ)。
→液肥を水交換時に比較的少なめに投与。ときどきカリウム液も添加。 - トリミング
→ダメになった葉、回復しなそうな葉はトリミングを随時実施。
水槽の中は、自然環境と異なり、切り取られた環境ですので、どうしても偏りが日々大きく発生します。
大切な水槽に目を向けて、愛情をもって日々のメンテナンスに向かうことが本当大切だなぁと思った出来事でした。
仕事で忙しいというのは言い訳にならないですね。回復したグロッソスティグマやアヌビアスナナ達を見てると、本当にキレイで、その分申し訳ない気持ちでした。
みなさんも水草を枯らすことなく、水槽を大切にしていきましょう~。
めざせ!名アクアリスト!