器具・機材

エーハイム2213に突然発生する異音の正体と対策

2019年5月9日

外部フィルター「エーハイム」の異音の原因と各対策

外部フィルターは、アクアリウムに欠かせない性能の高いフィルターです。
おなじみの製品といえば、エーハイムの2213シリーズがコスト的にも性能的にも利用されている方が多いのではないでしょうか。

そんなエーハイム2213の外部フィルターですが、定期的に内部のフィルターやろ材を清掃していても、突然やってくる”異音”が存在します。

2213のフィルターが、ん?なんかいつもと音が違うぞ??と感じたときに、チェックや対応すべき事項を記載しましたので参考にしてください。

異音の原因で多い理由…

対処しやすい順に並べています。この順序で確認できれば良いと思います。

・水流が悪くなっている
→ホースの汚れ、内部のフィルターの目詰まり

・水の流れを発生させる部品(インペラー)の劣化・破損

・モーターヘッド部の故障

最も多いのは、この3点ですね。何か異物が入ってしまった…なんてこともあるかもしれませんが、こちらはそこまでよくあることではないと思います。

各チェック事項について説明します。

1. 水流が悪くなっている(原因:ホースやタンク内の汚れ)

水槽水の通り道が汚れてくると、水の通りが悪くなってきます。すると、吸い上げるモーターに圧がかかり、通常とは異なりブーンと唸ったような音が出ることがあります。

・排水側、給水側のホースを洗浄
・ホースのつなぎめ
・タンク内のフィルター交換
・粗目フィルターパッドの清掃
・ろ材の清掃

※これらのタンク内の清掃には、水槽内の飼育水を利用しなければダメです。水道水を使って洗ってしまうと、塩素による影響で水をきれいにするバクテリアが死んでしまいます。

まずはこれらの清掃をしてみましょう。

2.水の流れを発生させる部品(インペラーの劣化・破損)

外部フィルターには、水流を発生させる「インペラ」という羽根車があります。この部品や、軸となるスピンドルという部品は、消耗品のため、劣化してくると回転がうまくできなくなり、結果水流に影響を与えたり、ジジジジ…といったような異音をすることも多く発生します。

インペラ…モーターヘッド部内に設置されている水流を生み出す羽(プロペラ)

 

インペラーやスピンドルの交換が必要なときは、次ページも参考にしてください。

※(準備中)インペラー交換記事

 

3. モーターヘッド部の故障

あまり多くあることではないですが、エーハイム機器のモーターヘッド部自体が故障することもあるようです。ヘッド部が故障してしまうと、ヘッド部自体を交換するしかないと思います。エーハイムで注文が可能なので、取扱説明書にあるパーツ一覧の情報から確認してください。

2213のモーターヘッド部 (これ全体がヘッド部です。)

 

エーハイムを使っていれば、異音がすることは決して珍しいことではない気がします。注意したいのは、水流が止まっていると、水の循環がなくなり、水の浄化や酸素の流入などがなくなり、水槽環境があっかしてきてしまいます。これは、熱帯魚の生体に大きなダメージを与えてしまう要因になるので、気づいたら動作が止まっていた…はないように、日々チェックすることが重要ですね。

目指せ!名アクアリスト!

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