熱帯魚の飼育

水槽に熱帯魚を入れる!魚の正しい水槽への入れ方

投稿日:2014年9月29日 更新日:

水槽へ熱帯魚入れる正しい入れ方(水槽へ移す際の水合わせ)

熱帯魚を購入してきたら、いよいよ自分の自宅水槽へと魚を入れる、引っ越しの作業です!
この「水槽への生体の移し方」とする作業は、「熱帯魚の生体に影響を与える」重要な作業です。

購入してきた熱帯魚を、そのまま袋ごとすぐに自宅水槽へ入れる・・・なんてことをしてしまうと、生体へ大きなダメージを与えてしまいます。

その結果、引っ越し後すぐに死んでしまうことも…。
そんなことにならないように、水槽への入れ方の手順をしっかりと踏んで、魚にとって気持ちのよい水槽への入れ方をしてあげましょう!

ストレスなく自宅の水槽に引越しをさせてあげること、それがアクアリストが熱帯魚に最初にしてあげられる愛情ですね。

水合わせを必ずやろう!

新たに購入してきた熱帯魚を、自宅の水槽に入れる場合、「水合わせ」という作業が非常に重要です。これをしっかりと実践しない場合、熱帯魚はすぐに死んでしまいます。

水合わせの必要性

水合わせとは、熱帯魚に合わせて「少しずつ水質、水温をならしていくこと」です。
熱帯魚は環境変化に非常に弱い生き物であり、急に異なる環境へと移してはいけません。

買ってきた熱帯魚は、いきなり水槽に入れるのではなく、必ず少しずつならしていくことが重要です。大切な熱帯魚の命に関わることですので、水槽への安全な入れ方をしっかりと実践しましょう。

水合わせのやり方(基本編)

アクアショップなどで購入した熱帯魚は、ビニール袋に入れて、酸素を供給した状態で輪ゴムなどで閉じられているかと思います。

このままの状態からスタートしてかまいません。
次のステップ順に着手します。

① 水温を合わせる

ビニール袋に入った状態のまま(開けなくてOK)、水槽にビニール袋ごと浮かべる。
30分くらいこのままにし、水温をまず合わせる。

② ビニール袋の中に、少しずつ水槽の水を段階的にいれる

水槽の水を少しずつ袋に移し、水槽の水質と購入したショップの水質(ビニールの水)をならします。この時、一度に大量に水槽の水を入れてはいけません。5回くらいに分け、5~10分程度の間隔で水槽の水を少量ずついれていきましょう。

また、水が多くなってきたら、ビニール袋の中の水を捨てましょう。

この作業は、水槽内にビニール袋を浮かべたまま行うこともできますが、バケツなどに移して行うことでも構いません。ただし、バケツに移す場合は、ヒーターなどを用意しない限り、水温変化がおきやすいので、最後に水槽に生体を移す際には、水槽とバケツ内の水温を比較チェックをした方がよいです。

③ ②の手順後、ネットで魚をすくい水槽に移動する

ビニール袋の水(バケツに入れた場合はバケツの水)は入れないようにします。魚をネットですくって、水槽内にやさしく着水して移動させてあげましょう。ショップの水は極力入れないようにした方が良いです。病気やスネールの卵などの環境変化を起こしてします可能性があります。

他の水合わせのやり方(慎重編):点滴法

より慎重な水合わせの方法として、「点滴法」という手法があります。水槽の水を、人間の医療で用いられる点滴のように「ポタッポタッ」と、少しずつ時間をかけて、水合わせをしていく方法です。上述した基本編の水合わせと違い、一度に水質の変化が起きにくく、生体にとってダメージを限りなく減らせる方法です。

用意するものも、「一方コック」と「エアチューブ」程度ですので、コストも少なくてすみます。生体への負担を小さく抑えられるため、アクアリストはなるべくこちらを用いた方が良いのでは、という自論があります。

①水温を合わせる

こちらは、基本編と一緒です。30分くらい水槽に浮かべて水温を合わせます。

➁バケツに移す

①のあと、バケツに袋の水をすべて入れます。

③「一方コック」と「エアチューブ」をつなげ、サイフォンの原理で水を呼び戻す。

エアチューブと一方コックをつなげます。一方コックを全開に開放し、水槽の中にすべて沈め、チューブ内に水を完全浸透させます。その後、一方コック側を水槽から取り出し、水槽より低い位置で生体の入ったバケツを置き、一方コックをバケツ内に配置します。もう片方のチューブ側は、水槽内の水中に留めさせます。

➃一方コックを絞り、1秒1~2滴ほどで水滴が垂れ落ちる調整をする。

コックの開放を行えば、高低差がある環境ではサイフォンの原理が働き、水が滴り落ちます。この徐々に落ちる水で、水質をゆっくりと合わせます。できればエアーポンプを設置してあげ、その上にコックの水が落ちるようにすると、水が攪拌されよりリスクの少ない水合わせが実現できます。

⑤2時間くらい時間を置く

➃の間、増えて溜まった水は一定間隔で一定量を捨てましょう。徐々に水槽の水の割合を高めさせます。これを繰り返し、2時間程度時間をかけたら、水合わせは完了です。

⑥水温チェック

2時間程度バケツに入れておくと、特に冬場などは水温変化がおきやすいです。最終的に水温チェックは再度行い、必要に応じて水温合わせを最後に行いましょう。問題がなければ生体のみを水槽に移動させます。

これにて終了。

 

以上で水合わせは終了です。
作業自体は簡単なものですが、面倒くさがって早く入れてしまう人、リスクを軽視する人なども存在します。

水合わせは熱帯魚の飼育を成功させる、大切で重要な作業です。
熱帯魚のことを考え、丁寧にゆっくり実施してあげましょう。

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