熱帯魚のろ過フィルター掃除をする時には気をつけて!
熱帯魚のろ過フィルターは、定期的に掃除をしてあげないといけません。これも大切な水槽メンテナンスのひとつですね。
ですがその際、アクアリウムを始めて間もない人が驚くようなことがあります。
それは、「ろ過フィルターの中に、稚エビや稚魚が入り込んでいる!」という事態に直面することがあるのです。
すき間の大きいストレーナーから稚エビや稚魚が吸い込まれる!
ろ過フィルターは、熱帯魚水槽の中の水を綺麗にしてくれる熱帯魚水槽には欠かせない機器です。ろ過フィルターは、その機能から水槽の中の水を吸い込む吸水口があります。
この吸水口から、吸水近くを通りかかった小さな稚エビや稚魚が吸い込まれてしまう事が多々あります。これは特に、飼育水槽で繁殖に成功した人が経験しやすい事です。
外部ろ過フィルターで有名なエーハイムシリーズでも、吸水口の先に装着するストレーナの網幅が大きいため、このような経験をする方が多くいます。
フィルター内部で生きている稚エビや稚魚
ろ過フィルターで吸い込まれた稚エビたちは、意外にもフィルター奥底で生きていることが多いのです。水流は激しく、よく生きていられたなと思うばかりですが、確かにしっかりと生きていたようです。
見つけた際は、しっかりと救出してもとの水槽に戻してあげましょう!
ろ過フィルター掃除の際のチェック事項
稚魚や稚エビの繁殖に成功した方は、ろ過フィルターを掃除するとき特にこのような事がないか、掃除の際に要チェックしましょう。
-フィルター掃除の注意事項-
・フィルターの中の水を排水するときはバケツ等を使う(直接家庭の排水口に流さない)
⇒稚エビたちがフィルター内部の水と一緒に吐き出されてきます。
・ろ材コンテナを清掃するときは、水槽水を汲んだバケツ等で何度か洗い落す
⇒稚魚や稚エビたちは、ろ材の中にも入り込んでいる事があります。特に稚エビは多いです。フィルター内の排水やフィルター底の注意以外にも、ろ材の中にも潜んでいる事が多いため注意しましょう。
再発防止策
ろ過フィルター内に小さな魚が吸い込まれてしまう原因は、
・吸水口に魚を吸い込むほどの隙間があいている
・吸水口が底砂に付着するほど下がっている
です。特に一つ目です。
飼育している熱帯魚が、どう考えても平気な大きさであれば良いですが、熱帯魚の繁殖をしている方、これから繁殖を考えている方は対策をしておくべきでしょう。
この対策には、吸水口のストレーナにかぶせるスポンジです。
目が粗すぎでは意味がありませんが、目が細かすぎても水槽内のゴミが詰まりやすい状況を発生させてしまいます。
丁度良いサイズのスポンジを選択するようにしましょう。
以上、ろ過フィルター清掃時の注意点でした。
あなたの大切な熱帯魚たちを大切に飼育しましょう!