熱帯魚にも様々な病気が存在します。このページでは、熱帯魚がかかりやすい主な病気と、その治療について説明していきます。
熱帯魚がよくかかる病気の種類
1.白点病
症状:ヒレ、エラ、体表に原虫が寄生する病気。白い斑点のような模様が見える。
原因:急な水温の変化、水質の悪化など、魚に強いストレスがかかったときに発生しやすい
治療方法:①水換えをする。
②マラカイトグリーン、グリーンFゴールド、メチレンブルーなどを投与します。
③水温を上げる(1℃程度)
2. 尾ぐされ病
症状:尾やヒレが白っぽくなり、形がくずれていく。悪化すると溶けてしまう状態にもなる。
原因:ストレスや外傷などから発症する。細菌感染症。
治療方法:グリーンFゴールド、エルバージュエースなどで薬浴。水温、水質管理が大事。
3.松かさ病(エロモナス症)
症状:うろこが逆立ってしまう症状。魚体が膨れ、ウロコが逆立つ事により、松かさのような見た目になることから、この名前がつく。
原因:エロモナス菌による感染発症。
治療方法:グリーンFゴールド、観パラDなどによる薬浴。
予防策:治療しにくい病気のため、水質悪化にならないよう配慮する。
(エサの過剰投与、過密飼育、水の腐敗)
4.ネオン病
症状:ネオンテトラにみられ、体表が白っぽく色あせるのが特徴
原因:不明
治療方法:エルバージュエース、グリーンFなどによる薬浴。
4. カラムナリス症
症状:患部が黄色、白色のものが付着しているような症状。
原因:細菌による感染
治療方法:①水替えをする。
②個体を塩浴やパラザンD、グリーンF、グリーンFゴールドなどで薬液(魚種や飼育環境から選択)。
5.外傷
症状:傷、すれる、穴あき、ヒレの切除など
原因:魚同士のケンカや石にこすりつけるなどの動きから。飼育容器が小さいなどの場合でも衝突が多くなり、きっかけを与えてしまいます。
治療方法:細菌の感染がしやすくなるため、要注意。
薬と0.5%前後での少量の塩を入れた水槽での薬浴が有効。