熱帯魚の真夏の水温対策
熱帯魚にも夏は厳しい季節
人間にとって夏はとても暑さが厳しい季節です。
これは熱帯魚にとっても同じです。
日本の夏場は、気温が30℃を超えることが当たり前のようにあり、30℃を超える真夏日には、水槽の水温も当然上がっていきます。
真夏の急激な水温上昇は、熱帯魚にとっても生体へのダメージや、白点病などの病気を誘発する事もあり、非常に危険です。
そこで、夏場の熱帯魚飼育には、水槽の水温を下げる対策が必要となってきます。
水温対策として、以下のようなものがあります。
1.冷却ファン
熱帯魚の水槽上部に設置する、冷却風の出るファンです。扇風機のようなものですが、水面に風を送り、気化熱によって水温を1~4℃程度の範囲で下げることができます
水面に対し斜めに入るように風を送り込みと、水面全体がさざなみ立ち、水面付近の温まった空気を逃がすことになり効果的です。
真夏の水温対策では、比較的ポピュラーな機器です。
2.水槽用クーラー
水温の冷却には、かなりの威力を発揮します。
しかし、排熱による室温の上昇も招きます。値段も2~3万円程度で高価です。
一長一短がありますので、比較検討すると良いと思います。
3.照明のリフトアップ
照明の熱が水温の上昇を招くことがあるため、水面から遠ざけることによって、水温上昇を防ぐという考えです。蛍光灯ライトを4本設置している等、本数が多いときには試してみるのも手です。
4. 照明時間の短縮
通常8~10時間の点灯をしているのであれば、5~6時間程度に点灯時間を短縮するのも、真夏での水温上昇の防止に役立ちます。
4.エアレーションを増やす
エアーの波を強くすることにより、水面の揺れを強くし、気化熱で
5. 断熱材をまく
外からの熱を遮断するため、水槽表面を断熱ロール材などで囲みます。
6. 室内エアコンを利用する
人間用のエアコンを運転させ、室温自体の低下を狙います。
水槽が3つ以上あるようであれば、一つ一つの水槽ごとに水温対策をほどこすより、
経済的な要素もあります。
夏にはこういった対策を行うことで、熱帯魚水槽の温度管理を行う事ができます。
熱帯魚にとって少しでも快適な環境を用意してあげましょう。